centosやnginxのロゴを使用しようとすると、SVGファイルでしか用意されていません。
SVGとはScalable Vector Graphics(スケーラブル・ベクター・グラフィックス)の略でベクターデータ(点の座標や、それを結ぶ線のデータ)によって画像を表現しています。一般の画像がビットマップデータ(行、列の画素のデータ)で画像を表現するのに対して、拡大、縮小しても画像が劣化しない、データが少ないなどの特徴があります。
しかし、WordPressでは、SVGファイルをアップロードしようとすると、以下のようなメッセージが出てアップロードできません。
![[WordPress]SVGファイルのアップロード失敗](https://it.r2fish.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-22-18.53.09-600x81.png)
問題は、セキュリティーです。SVGファイルはベクターデータをxmlをベースとして格納しています。内部にjavascriptによるスクリプトコードを挿入することもできます。実際、SVGファイルをテキストエディタによって開いて見る事も、変更や追加をすることもできます。SVGファイルのアップロードは、このような理由から不許可になっています。
WordPressをチームで運営する場合、ちょっとした不注意から、誰かが不注意によって悪意のあるSVGファイルをアップロードしてしまうかもしれません、このような事の無いような配慮が必要となってきます。
個人サイトであっても、セキュリティ上の配慮から素性不明なSVGファイルのアップロードはしないようにした方が良いでしょう。
WordPressプラグイン、SVG Supportのインストール
子テーマ内のfunctions.phpファイルに関数を作成し、upload_mimesフィルター追加する事でSVGファイルのアップロードが可能になるという方法もあるのですが、何故か、centosのロゴはアップロードできたのにnginxのロゴは読み込み失敗になりました。原因を調べるのももどかしく、プラグインをインストールして済ませました。


プラグインの新規追加をクリックします。プラグインの画面からでも、メニューからでもどちらでもかまいません。
![[WordPress]SVG Supportの検索](https://it.r2fish.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-22-10.37.20-600x513.png)
キーワード欄に「svg」と入れてSVG Supportを呼出し、「今すぐインストール」をクリックします。

FTP/SSHユーザーはwordpressインストール時のユーザーになるかと思います。
ウチの場合、kusanagiで入れているので「kusanagi」ユーザーになっています。
パスワードを入力して、「開始」をクリックします。直ぐには画面が変わらないかもしれませんが、触らないでほっておきます。
![[WordPress]SVG Support インストール中](https://it.r2fish.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-22-10.38.18-600x258.png)
インストール中になります、触らずにほっておきます。
![[WordPress]SVG Support有効化](https://it.r2fish.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-22-10.38.34-600x254.png)
インストール完了後、「有効化」のボタンが出ますのでクリックします。
![[WordPress]SVG Support](https://it.r2fish.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-22-10.39.11-600x182.png)
特に設定を変更することはありません。これでSVGファイルがアップロードできるようになります。
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